「リフォームをしたいけれど、予算はいくら必要?」
「予算500万円だと、どんなリフォームができる?」
そんな悩みにお答えすべく、
- キッチンリフォーム
- 浴室リフォーム
- リビングリフォーム
について予算500万円でできる内容を紹介します。
キッチンのリフォームをしたい場合
キッチンをリフォームするにあたり、500万円という予算は十分で、好みのシステムキッチンを選びつつ、キッチン全体のリフォームも可能です。
以下に、500万円の予算で選べる、おすすめのシステムキッチンの構成や、キッチンのおすすめリフォーム箇所を紹介します。
おすすめのシステムキッチン
まずは、おすすめのシステムキッチンの紹介です。
- L型など、キッチンの間取りを活かせる形状のシステムキッチンの導入
- 質感の高いシステムキッチンの導入
- 電動昇降機が付いた吊り戸棚の導入
- 食器洗い機の導入
- IHクッキングヒーターの導入
- システムキッチンとお揃いの食器棚の導入
L型のシステムキッチンとは、アルファベットの「L」の形をしたシステムキッチンを指しますが、500万円の予算があれば、部屋の中央などに設置する「アイランド型」キッチンの導入も可能です。
キッチン全体のおすすめリフォーム箇所
キッチン全体をリフォームする際は
- 壁紙、フローリングの貼り替え
- 既存の窓を高断熱サッシと交換する
- 造り付けのテーブルが付いたカウンターキッチンの導入
- キッチン周りのコンセント追加
- 床下収納の追加
- 給水管の取り替え
という箇所をリフォームするのがおすすめです。
特におすすめしたいのは「給水管の取り替え」です。
築年数が浅い一戸建ては、錆びることがない樹脂製の給水管が使用されているため取り替える必要はありませんが、古い一戸建ては、金属製の給水管が使用されていることがあります。
金属製の給水管の耐久年数は20〜30年とされており、古くなると錆びてしまい、場合によっては飲料水に錆が混ざることがあります。
そのため500万円という贅沢な予算でキッチンをリフォームする際には、システムキッチンの導入や、キッチンのリフォームはもちろんですが、給水管も取り替えることをおすすめします。
浴室のリフォームをしたい場合
浴室をリフォームするにあたり、500万円は贅沢な予算で、グレードの高いシステムバスの導入や、隣接する洗面脱衣室のリフォームはもちろん、ご自宅に洗面脱衣室がない場合は、洗面脱衣室を作ることも可能です。
以下に、500万円の予算で選べるシステムバスの詳細や、洗面脱衣室のおすすめのリフォーム箇所を紹介します。
おすすめのシステムバス
まずは500万円の予算で選べるシステムバスのご紹介です。
- 1.5坪など、浴槽内で足が伸ばせる広いシステムバスの導入
- 高断熱仕様など、グレードの高いシステムバスの導入
- 浴室内の窓(サッシ)の交換
- ジェットバスなど、高級オプションの追加
- ミスト温風など、暖房システムの導入
- 浴室乾燥機の導入
- 転倒防止用の手すり
- ランドリーパイプなど、浴室用物干し竿の導入
- エコキュートなど、電気温水器の導入
なお浴室内で洗濯物を干す際に重宝する浴室乾燥機ですが、電気式のものは電気代が高く、洗濯物も乾きにくい場合があります。
そのため浴室乾燥機を導入する場合は、ガス式の乾燥機を選び、自宅にガスが引き込まれていないなどを理由に、ガス式の浴室乾燥機を選べない場合は、浴室乾燥機の導入自体を見送るのがおすすめです。
洗面脱衣室のおすすめリフォーム箇所
洗面脱衣室のおすすめリフォーム箇所は
- 壁や天井の壁紙の貼り替え
- クッションフロアの貼り替え
- 洗面台の交換
- 壁掛け式ハロゲンヒーターの導入
- 電動式ホシ姫サマなど、高級物干しの追加
- 既存の窓を樹脂製の高断熱サッシに交換する
洗面脱衣室をリフォームする際に、施工する工務店やリフォーム店によっては、24時間換気のための換気扇の設置を勧められることがあります。
洗面脱衣室に換気扇があれば、洗面脱衣室内に洗濯物を干す際に乾きが早いというメリットがありますが、冬季に室温が下がりやすくなるため、十分に考慮した上で設置することをおすすめします。
リビングのリフォームをしたい場合
500万円でリビングをリフォームしたいと希望する場合は、壁や床を新調したり、窓(サッシ)を交換するなど、ありとあらゆるリフォームが可能です。
しかし、ありとあらゆるリフォームが可能なだけに、500万円でリビングをリフォームする際は「現在のリビングの困りごと」をピックアップし、その困りごとを解消できるリフォームを目指すことが大切です。
例えば、リビングの収納が足りないと感じるのであれば、新しいクローゼットを追加したり、造り付けの棚を追加するなど、収納をメインにしたリフォームがおすすめです。
またリビングが寒いと感じるのであれば、壁や床、天井に断熱材を入れ、既存の窓を高断熱のサッシに交換するなど、保温性に配慮したリフォームがおすすめです。
なお隣接する部屋との壁を撤去し、リビングを広くしたいとご希望の場合は、予算にかかわらず、できる場合と、できない場合があります。
理由は
- 筋交いが入っている「耐力壁」
- 筋交いが入っていない「通常の壁」
の2種類の壁が存在し、耐力壁を撤去すると、地震で建物が倒壊する恐れがあるためです。
工務店やリフォーム店のプロが現場を見て判断し、耐力壁ではないと判断されれば、隣接する壁を撤去して、リビングを広くすることが可能です。
ただし撤去したいと希望する壁が耐力壁であっても、撤去する予定がない他の壁に、筋交いや耐震補強金具を追加すれば、地震による建物の倒壊を防ぐことが可能になります。
このためリビングを広くしたいと考えている場合は、構造計算ができる建築士が所属する工務店に相談し、リフォームに関するアドバイスを貰うことがおすすめです。