「リビングと部屋との間に段差があり、高齢者には危ないのでリフォームしたい」
「家族が足に障害を抱えたので、家中の段差を全てなくしたい」
家づくりに関して、最近「バリアフリー」や「ユニバーサルデザイン」という言葉をよく耳にするようになりました。
そこでこの記事では口コミ情報も織り交ぜながら、障害者・高齢者に暮らしやすい家づくり、特に段差解消に関する情報をお届けします。
段差に関するよくある悩み
おばあちゃんが段差でつまずいてこけてしまい、肩の骨を折ってしまった。
段差があちこちにあって、車椅子での移動が大変。
玄関の上がり框（あがりかまち）が高すぎて、毎回、車椅子を持ち上げる必要がある。介護する側も大変。
段差解消リフォーム事例
段差解消リフォームの口コミから分かること
段差解消のためのリフォームをされた方々の口コミから分かることは、せっかくリフォームをするのだから、
- バリアフリーリフォームに関する補助金制度を活用し、金銭的負担を減らす
- 家族の身長に合わせた高さに手すりをつける
- 段差解消に合わせて、床に断熱材を入れる
- 介護側にとっても使い勝手の良いデザインにリフォームしてもらう
など追加機能を付けることで、より安心して暮らせる家を手にされているということです。
バリアフリーとユニバーサルデザインの違い
ユニバーサルデザインとは、障害者だけを特別扱いした設計ではなく、最初から多くの方に使いやすいものを作る設計手法として発明されました。
一方、バリアフリーは障害者・高齢者のために、生活に障害となる物理的な障壁の削除を行うという考え方で進化してきました。
そう、考え方は似て非なるものなんです。
たとえば玄関前の段差に着目して比較してみます。
玄関前にある段差にスロープを取り付けるのはバリアフリーの考え方です。
一方、ユニバーサルデザインでは、設計時点からスロープを計画し作りあげます。
そう、完成した入口は全く同じ形状なのです。
これが２つを混同しやすい理由なのかもしれません。
バリアフリーリフォームなら控除（減税）が受けられる
一定の要件を満たした場合、実は、バリアフリーリフォームなら控除（減税）を受けることができます。
- ローンを利用している場合は特定増改築等住宅借入金等特別控除
- ローンを利用していない場合は住宅特定改修特別税額控除
それぞれ要件が異なりますが、せっかくの制度は使わないともったいないので、バリアフリーリフォームを検討されている場合は、ぜひ一度確認されることをおすすめします。
段差解消のためのリフォーム業者の選び方
リフォーム業者と一口に言っても、各社とも得意分野が分かれています。
まずは段差解消のリフォーム実績が豊富な会社なのかどうかを確認しましょう。
段差解消のリフォーム経験が豊富な会社は工事に慣れているだけでなく、メーカーとの取引量も多いため、安価に手すりや床材、人感センサーなどを仕入れてもらうことも可能です。