「たっぷり収納スペースが欲しい!」というお家は多いもの。
この記事では、収納リフォーム費用と3つのポイントについてお伝えします。
収納リフォーム費用はいくらが相場?
収納リフォームの費用は
- いくつ収納スペースが欲しいか
- 扉をつけるのか
- 壁や床はどうするか
などで大きく変わってきますが、目安としては下記を参考にしてください。
キッチン背面に収納の設置 | 30~33万円 |
洗面カウンターの設置 | 27~28万円 |
寝室ヘッドボード収納の設置 | 25~27万円 |
寝室クローゼットの設置 | 32~60万円 |
リビングローボードの設置 | 23~79万円 |
トイレの壁に収納とりつけ | 2~3万円 |
オープン棚が欲しい
オープン棚は、扉をつけないためコスト削減できる収納スペースです。
またお気に入りアイテムを飾りながら収納できるので、インテリアの見せ所になります。
人気なのはキッチンにオープン棚を設け、カフェのように器や調理器具をディスプレイ収納するの方法です。
特にオープンキッチンの場合、このオープン棚がキッチンの印象を7割がた決めると言っても過言ではありません。
またオープン棚は扉がない分、光や風が通りぬけしやすいのもメリットです。
そのため、たとえばリビングの中心に設置してお気に入りの雑貨を置いても光を遮断しませんし、玄関にショップのように靴を並べても通気性が良いですし、靴も選びやすく出し入れもしやすいです。
棚板と棚受けや、可動式の棚受けレールだけで良いので手軽な印象がありますが、後からDIYで取り付けようと思っても、下地がない場所には設置できません。
設置する位置はリフォーム工事前にあらかじめ決めておき、大工さんに取り付けてもらった方が安心です。
なおマンションの場合、構造壁に取り付けるのは管理規約で禁止されている場合もあるので、事前確認が必要です。
ウォークインクローゼットが欲しい
ウォークインクローゼットを設ける場所
従来はウォークインクローゼットというと寝室に併設するのが主流でした。
しかし最近は共働きの家庭が増えたことによる家事の時短のためか、浴室や洗面室の近くにウォークインクローゼットを設ける家庭が増えています。
廊下からと洗面室からなど2方向から入室できると、朝の身支度や夜の入浴前後の身支度がスムーズになります。
また洗面室(洗濯機置き場)→ バルコニー → ウォークインクローゼットなどの洗濯導線を考慮した場所に設けると家事がラクになります。
家族の衣類やタオルを1か所にまとめて収納できれば、洗濯後の片づけもラクです。
ウォークインクローゼットの内部はシンプルに
なおウォークインクローゼットの内部には棚などを設置せず、あくまでもシンプルに「箱」だけを設けるのもおすすめです。
市販のラックやボックスなどを組み合わせることでカスタマイズできますし、コスト削減もできます。
また将来の生活スタイルに合わせて収納パターンを変えられますし、空間そのものをフレキシブルに活用できます。
ウォークインクローゼットの扉は湿気がこもりにくいように、通気性の良いルーバー扉などを採用すると良いです。
壁一面の本棚が欲しい
電子書籍が増えているとはいえ、まだまだ紙媒体の本好きも多いです。
そして本好きの方が憧れるものといえば、壁一面の本棚ではないでしょうか。
本棚は、大工さんに一から作ってもらうと板の切断面などに粗さが出てしまいがちです。
一方、家具店にオーダーすれば精度は高いけれど費用が高くつきます。
そこでおすすめなのは、安くて精度が高い既製品の有効利用です。
市販の本棚をリフォーム工事で造り付け(ビルトイン)するのです。
本棚をサイズに合わせてあけておいた壁のへこみにはめ込み、棚板の前面を壁と揃え一体化するように仕上げてもらうと、見た目がスッキリします。
本は色数が多く見た目がごちゃついてしまうので、ホワイトやブラウンなどシンプルな単色の本棚を選ぶと良いです。
また仕切り板を最小限にして横のスパンを長くすることで、スッキリとした印象になります。
その他としては、漆喰壁にブラウンの棚板だけを設置すると、圧迫感のないカジュアルな本棚が出来上がります。
お気に入りの本や雑誌の表示を見せるように並べるなどディスプレイも楽しめます。
収納リフォーム業者の選び方
リフォーム業者と一口に言っても、各社とも得意分野が分かれています。
まずは収納リフォームの実績が豊富な会社なのかどうかを確認しましょう。
収納リフォームの経験が豊富な会社は取り付け工事に慣れているだけでなく、メーカーとの取引量も多いため、安価に収納棚や大型本棚などを仕入れてもらうことも可能です。
あなたはどんな収納スペースが欲しいですか?