家を長持ちさせるためには、外壁や屋根の他に「付帯部」の塗装も忘れてはいけません。
そこで、この記事では付帯部塗装の単価や相場をご紹介します。
付帯部の塗装にかかる費用の計算方法
付帯部とは
- コーキング(シーリング)
- 雨樋(あまどい)
- 破風(はふ)
- 軒天(のきてん)
などを指します。
塗装工事費用は次のように算出されます。
数量(㎡)× 単価 = 金額
適切な「単価」さえ知っていれば騙されることがありません。
すでに見積書をお持ちなら、ぜひ手元に置きながら以下の単価・相場を確認してみてください。
コーキング(シーリング)打ち替え・張り替えの単価と相場
コーキングの打ち替え・張り替えとは、外壁のボードとボードの間の隙間をコーキング材で張り替える工事のことです。
コーキングのおかげで、隙間から雨水が入るのを防げたり、地震で建物が揺れてもクッションとなって家が守れていたりと、なくてはならないものです。
紫外線などの影響により、5年も経過すれば劣化が始まりひび割れが発生するので、外壁塗装や屋根塗装と同じようにだいたい10年に一度の交換が目安となります。
コーキング工事の費用相場は10万円~15万円です。
雨樋の塗装単価
雨樋は塗装が剥げやすいので、外壁塗装と同じタイミングで塗装を行うのがおすすめです。
雨樋の塗装単価は1㎡あたり1,300円~1,800円です。
破風の塗装単価
破風とは、屋根の部材の先端部分を指します。
下から見上げた場合、破風が劣化していると屋根以上に劣化が目立つ場所でもあるので、屋根塗装と同時に塗装するのがおすすめです。
破風の塗装単価は1㎡あたり1,000円~1,500円です。
軒天の塗装単価
軒天とは、屋根の裏側で外に露出した部分の事です。
屋根と同じように太陽や雨風にさらされるため、劣化もそれだけ激しい部分です。
屋根塗装と同時に塗り替えをして、しっかりメンテナンスしていきましょう。
軒天の塗装単価費用は1㎡あたり500円~1,500円です。
付帯部の塗装は外壁や屋根とセットで頼んだ方がお得!
コーキングだけ、軒天だけと、一部分だけの塗り替えはおすすめしません。
なぜなら足場代の相場は15~20万円と決して安くはないからです。
たとえ一部分だけの塗り替えであっても、足場代はその都度かかってきます。
もしも付帯部の塗装をお願いするなら、できる限り外壁や屋根とセットで塗り替えてもらった方が、長い目で見た場合にはコストパフォーマンスがいいです。
なお付帯部の塗装工事ですが、業者によっては「その他工事一式」として見積もりに含まれていることもあります。
外壁塗装や屋根塗装は同じ工事内容でも、業者によって金額が大きく変わってくる業界です。
まずは複数社から見積もりを取り、金額や頼りがいを比較してみましょう!