塗料の選び方を間違えると、頭痛や喘息などの健康被害に繋がってしまうこともあるので、慎重に選ぶ必要があります。
この記事では体に優しい塗料の選び方についてお伝えします。
塗料が原因の健康被害
なぜ塗料が原因で人は身体に支障をきたすのか。
それは塗料に含まれている「物質」と「臭い」のせいです。
塗料の中には有害な物質が含まれていたり、臭いのキツいものがあります。
それにより「頭痛」「喘息」「目の痛み」などを引き起こしてしまうことがあります。
特に影響を受けやすいのは、体が弱かったり敏感だったりする赤ちゃんや妊婦さん、そしてペットです。
もちろん塗り替えをしないという選択肢もありますが、赤ちゃんが成長するまで、例えば10歳になるまで待っていては家の老朽化がかなり進んでしまい、雨漏りが起こったり、いざ工事をする時には大掛かりな工事が必要となる恐れがあります。
家を長持ちさせ快適に暮らし続けるためには、外壁や屋根の塗り替えは外せないものです。
ではどうしたら良いのか。
それは体に負担のかからない塗料を選ぶことです。
体に優しい塗料の選び方
塗料を選ぶ際には価格・耐久性・防汚性など様々な観点から選んでいきますが、健康被害を防ぐためには「環境適応性」を特に重視して選ぶと良いです。
塗料は缶に入っているものをそのまま使うわけではなく、塗りやすくするために「溶剤」を混ぜます。
そして溶剤は次の3つに大別されます。
- 強溶剤タイプ:シンナーで薄めて塗る塗料。耐久性は強いですが、臭いもキツいです。
- 弱溶剤タイプ(NAD型塗料):溶剤タイプと水性タイプの中間的なものです。
- 水性タイプ:水で薄めて塗る塗料。臭いはあまり気になりませんが、耐久性は他2タイプに比べて若干下回ります。
以上より環境適応性を重視するなら、水性タイプあるいは弱溶剤タイプがおすすめです。
もしも赤ちゃんや妊婦さんがいる家庭なら、今は体への優しさを重視して水性タイプで塗り替えを行い、数年後に再度塗り替える際には、弱溶剤タイプを選択して耐久性を増すというのも1つの方法です。
また可能であれば、塗装工事中は妊婦さんは里帰りをしたり、ペットは知人に預かってもらったりという方法もあります。
塗料は山のように種類があるので選ぶのは大変ですが、選択肢が多いということでもあるので、ぜひ信頼できる塗装業者と相談しながら決めてください。